ご挨拶

自分づくり「日々に新たなる“我”を磨き上げ造っていく」

「ここをしも 悟りの峰と想ひしは 迷ひに降りる 始めなりけり」
(人間これで良いと思った瞬間、その人はすでに人生の降り道に来ている)
これは本学園の創立者である石田 隆城が座右の銘として自らを戒めていた歌です。


■本学のルーツ

 本学は、戦前1941年、創立者が創設した私塾「明徳学館」をルーツとします。
師弟が起居を共にし、「基礎学力を究め、」「品性の向上、徳性の陶冶等訓育の徹底を期する」と、知性と人格(人間性)の両面からの教育構想がここで生まれました。

 その後、戦後1946年に英学塾を設置した際に創立者は、「英語を学ぶのは言葉そのものを知るのが最後の目的ではなく」、世界に目を向け視野を拡げ、世界の国々の道徳や科学や文化を理解し摂取して、「人格修養の資料となし」「文化国家」の実現に寄与するためであると、改めて知性と人格の両面からの教育構想を掲げました。


■理念

 そして1958年の高等学校設置時には、「“彼我一体”の中に生きている”我“は”彼“に感謝し、”我“は全力を捧げて生き抜かねばならぬ。『”彼“のお陰に感謝し、”我“を自覚して努力する逞しい人間を造っていきたい』」という創立者の想いと教育構想が本学園の建学の精神として収斂されました。

彼我一体
・報謝の至誠 
・文化の創造 
・世界観の確立

 この挨拶文の表題「日々に新たなる”我”を磨き上げ造っていく」は、創立者が建学の精神を纏めたときの言葉の一節で、星城大学の「自分づくり」という言葉の語源になっています。


■星城大学で私たちが成し遂げたいこと

 本学は2002年、建学の精神の下、「事業貢献と医療貢献」を掲げて設立されました。本学の学位プログラムや取組みはご覧頂くと分かるとおり、建学の精神の具現化を目指しデザインされたものになっています。

 広い視野で道徳や知識や文化を吸収する。そして “彼”への感謝を通して”彼”を知り”我”を自覚し努力する。そのような本学で学んだ卒業生たちが地域の団体・企業や病院で共に活躍し、地域が発展する。ひいては、家族が豊かに、そして豊かで平和な日本が、世界の国々とともに文化国家として発展していく。

 そのために私たちは、創立者の座右の銘を念頭に置き、知性(教育と研究)と人格(人間性)の両面から「日々に新たなる”我”を磨き上げ造っていく」、すなわち、学生たちと共に、弛まぬ「自分づくり」に邁進していきたいと考えているのです。

星城大学 学長
石田 隆城

学長のことば
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令和4年度

学長プロフィール
石田 隆城 学長のプロフィールです。
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